トランプ前大統領が大統領選挙キャンペーン強化の為に人事面でテコ入れ

8月17日のRTは、トランプ前大統領の大統領選挙関連の人事発表について“Trump makes key campaign changes”として取り上げ、「前米大統領は、カマラ・ハリス候補との選挙戦を強化するため、2016年の政権当時の “ベテラン “たちに注目した。」と報道した。

 
 
 

8月17日のFox Newsの

“Trump recruits Tulsi Gabbard for debate prep after she ‘dominated’ Harris in 2019 primary”

では、

「トランプ大統領が2019年予備選でハリスを「圧倒」したトゥルシ・ギャバードを討論会準備に勧誘」

と述べ、

「ギャバード氏はすでに、トランプ前大統領のプライベートクラブ兼自宅であるマー・ア・ラゴでの練習に参加しているとニューヨーク・タイムズ紙は報じている。」

と報道し、同時に、

「トランプ陣営は、ギャバード氏がトランプ前大統領から討論会の準備に参加するよう要請されたことを確認し、2020年の選挙に向けて討論会での彼女のパフォーマンスを引き合いに出した。」

と伝えた。

ギャバード氏は2019年の民主党大統領予備選討論会で、カリフォルニア州民数百人を大麻違反で投獄したことをめぐり、ハリスを攻撃したことで有名だ。

前述のRTの記事では、ギャバード氏の起用について、「トランプ陣営の広報担当者カロリン・リービットは、前大統領がガバードと面会したことを確認し、”伝統的な討論会の準備は必要ないが、討論会の舞台でカマラ・ハリスを見事に圧倒したトゥルシ・ガバードのような尊敬すべき政策アドバイザーや効果的なコミュニケーターとは今後も面会を続ける “と主張した。」と述べた。

さらに、前述のRTの記事では、

「2016年にトランプ氏の選挙キャンペーンを成功させたコリー・ルワンドウスキー氏が、今年11月に共和党がホワイトハウスを奪還するために戻ってくると、選挙キャンペーンの共同責任者であるスージー・ワイルズ氏とクリス・ラシヴィタ氏が木曜日に声明で発表した。」

とも報道した。

また、8月16日のAXIOSの

“Trump taps major donors, eldest sons to lead transition team”

では、

「トランプ前大統領の2人の大口献金者、リンダ・マクマホンとハワード・ルトニックが、ホワイトハウスに復帰する可能性のあるトランプ氏の政権移行チームの共同議長を務めると、トランプ氏の選挙キャンペーンが金曜日に発表した。」

ことを伝えた。

さらに、同記事の中で、

「トランプ前大統領はまた、2人の長男、ドナルド・トランプ・ジュニアとエリック・トランプを政権移行チームの名誉会長に選んだ。」

と報道し、その目的について

「 彼らは、イデオロギーや忠誠心について採用候補者を吟味する上で重要な役割を果たすと見られている。」

とした意見を述べた。

RealClearPoliticsがまとめたデータによると、トランプとハリスは現在ほとんどの世論調査で互角で、ハリスは前大統領に対して1%以下のリードを保っていると言う大接戦の状況下で、一連の動きを見ると、実績があり、信頼のおける人材を要所の配置することで、残り3か月を切った大統領選挙キャンペーンを勝ち抜こうとする姿勢が伝わって来る。

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