【Facebook更新】

YouTube動画”Neocons Move to Merge CIA & Mossad While Netanyahu Desperately Begs Trump Not to Leave His Side”の日本語サマリー。

この対談では、Trita ParsiとTucker Carlsonが、米国・イラン間で進行中とされる停戦・包括合意、イスラエルの対応、米国外交の構造的問題について長時間にわたり議論している。

## 合意は本物だが、まだ入口に過ぎない

パーシは冒頭で、米国とイランの間で進んでいる合意は「かなり現実味がある」と評価する。

ただし、2015年のJCPOA(イラン核合意)が成立したにもかかわらず、後にトランプ政権が離脱した前例を挙げ、「合意が成立すること」と「長期的に維持されること」は全く別問題だと指摘する。

彼によれば、現在流布されている合意内容の多くは正確ではなく、イラン国内の強硬派が意図的に誤情報を流し、交渉を妨害しようとしている可能性が高いという。

実際にテヘランでは、交渉に関与している外相や議会指導部に対する抗議活動も行われており、イラン国内でもこの合意に対する強い反発が存在すると説明した。

## ホルムズ海峡再開と凍結資産解除が第一段階

パーシによれば、最初に実施されるのはホルムズ海峡の再開である。

戦争によって停滞していた海上輸送を正常化するため、機雷除去や安全確認作業が行われる。

さらに米国は海上封鎖を解除し、イランの海外凍結資産の一部を段階的に解放する見通しだという。

ここで彼が強調したのは、

「これはアメリカがイランに金を与えるのではなく、イラン自身の金を返すだけだ」

という点だった。

イランは世界各国の銀行に1200億~1500億ドル程度の資産を保有していたが、制裁によって長年凍結されてきた。

オバマ政権時代に問題となった「17億ドルの現金輸送」も、実際には革命前の武器購入代金の返還と利息支払いであり、米国からの援助ではなかったと説明している。

## 真の交渉は核問題ではなく地域秩序にある

パーシは、多くの人が核問題に注目しているが、実際にはその前段階として地域全体の停戦体制構築が重要だと述べる。

イランは、

* レバノン
* ガザ
* シリア
* イラク

などで戦闘が継続する状態では、再び米イラン戦争が発生すると考えている。

そのためイランは、

「地域全体の停戦」

を合意条件として要求しているという。

しかし、この部分が最も脆弱なポイントでもある。

なぜなら、それは米国がイスラエルを抑制しなければならないことを意味するからである。

## イスラエルは停戦直前に妨害工作を行ったと主張

パーシは、停戦発表直前にイスラエルが南ベイルートを攻撃したことを例に挙げる。

彼はこれを単なる軍事行動ではなく、

「停戦妨害工作」

だったと解釈している。

彼によれば、イスラエルはレバノン戦線を維持することで、再びイランとの大規模戦争を誘発できると考えている。

興味深いのは、今回イランがレバノン攻撃への報復としてイスラエル本土を攻撃した点である。

従来のイランは、自国領土が攻撃された場合のみ直接報復していた。

しかし今回は、

「レバノンもイランの抑止圏に含まれる」

という新たなメッセージを送ったと分析している。

## トランプはイランを完全に誤解した

対談の中心テーマの一つは、

「なぜトランプは戦争を始めたのか」

である。

パーシは、トランプ政権が二つの重大な誤認を犯したと主張する。

第一に、イランは想定以上に強かった。

第二に、イランは戦争よりも降伏を恐れていた。

トランプは、大規模な米軍展開を見ればイランは屈服すると考えた。

しかしイラン指導部にとって降伏は体制崩壊を意味するため、戦争の方がまだ受け入れ可能だった。

そのため、戦争による威嚇は全く効果を持たなかったという。

## イラン体制は「独裁国家」ではない

パーシは、西側がイランをしばしば独裁国家として理解していることに異議を唱える。

彼によれば、イランはサダム・フセイン時代のイラクやカダフィ政権のリビアとは異なり、権力が分散された複雑なシステムである。

そのため、

「最高指導者を殺せば体制崩壊する」

という発想は完全に間違っているという。

実際、革命以降135人以上の高官が暗殺されてきたが、体制は存続している。

この体制は革命そのものを防衛するために設計されており、極めて耐久性が高いと評価している。

## ネタニヤフの最大の目標はイラン核ではない

対談で最も印象的な主張の一つは、

「イスラエルの本当の目的は核問題ではない」

という点である。

パーシは、自身が長年イスラエル政府関係者やモサド関係者に取材した経験から、

イスラエルの本質的な目標は、

「中東における軍事的覇権維持」

であると述べる。

イスラエルの安全保障思想では、

周辺国の意図ではなく能力そのものが脅威と見なされる。

そのため、

たとえ平和的な国であっても、
強大化すること自体が脅威になる。

結果として、

イラン核問題は実際には覇権維持戦略の一部であり、根本問題ではないという。

## 最大の敗者はイスラエルになる可能性

パーシは、今回の戦争の結果としてイランが地政学的に大幅に強化されたと考えている。

理由はホルムズ海峡である。

現在のミサイル・ドローン技術によって、イランは1500km以上の海岸線から海峡を封鎖できる能力を持つ。

これにより、世界経済はイランの安定なしには機能できないことが明確になった。

日本、韓国、中国、インドなどはイラン産石油を買わなくても、

ホルムズ海峡が開いていることには依存している。

つまり、

イランは世界経済に不可欠な存在であることが今回証明されたという。

## トム・コットン法案と「CIA・モサド統合」論

終盤では、Tom Cotton上院議員が推進している法案について議論が行われる。

パーシは、この法案が実質的に米情報機関とイスラエル情報機関の協力を制度化し、

大規模な情報共有を義務化するものだと批判する。

彼はこれを、

「米国の利益よりイスラエルの利益を優先させる仕組み」

と表現している。

また、こうした法案が可決されれば、将来の大統領が対イスラエル政策を修正することがより困難になると警告した。

## ガザ戦争が米国政治を変える

対談の最後ではガザ問題が議論される。

パーシもカーソンも、

ガザで起きたことは今後の米国政治を大きく変えると予測する。

特に民主党はガザ問題を避け続けているが、若年層や反戦派有権者の不満は蓄積している。

彼らは、

米国の中東政策がアメリカ国民の利益ではなく、同盟国の利益に従属していることへの反発が強まっていると分析する。

# 全体の結論

この対談全体を貫く中心的メッセージは次の3点である。

1. 米国とイランは戦争継続に耐えられず、双方とも合意を必要としている。

2. 最大の不確定要因はイスラエルであり、ネタニヤフ政権が合意を妨害する可能性が高い。

3. 今回の戦争はイランを弱体化させるどころか、中東秩序における重要性を再確認させ、長期的には米国の中東撤退と地域秩序再編を促進する可能性がある。

出演者たちは、これを単なる停戦交渉ではなく、「米国の中東戦略そのものが転換点を迎えている出来事」と位置付けていた。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール