未遂に終わったトランプ前大統領の二回目の暗殺計画を考える

米国はワイルド・ウエストの時代に戻ったと言える。政治的に都合の悪い奴には死んで貰って構わないと言う声が聞こえてきそうだ。

 
 
 
 
 

ペンシルバニア州のトランプ前大統領の暗殺未遂事件の全容も十分解明されていない中で、9月15日にフロリダ州ウェストパームビーチのゴルフクラブでプレイ中に再び、二回目の暗殺計画が明るみになり、未遂に終わったことが報道された。

既に容疑者の素性もメデフィアでは明らかにされており、Ryan Wesley Routhという人物だと特定されている。

9月16日のRTの

“Would-be Trump assassin ‘obsessed’ with Ukraine – media”

では、CNNのチーフ法執行・情報アナリスト、ジョン・ミラーのコメントを引用し、

「ルースのソーシャルメディア・プロフィールは、ウクライナ紛争への“自称関与”を強調する投稿や、ロシアと戦う兵士をリクルートしようとする投稿で埋め尽くされていた」

と報じている。

更に、

「ルースは2022年、ウクライナのためなら戦って死ぬことも厭わない、“クレムリンを焼き払う必要がある”と、しばしば意味不明な投稿を繰り返し、キエフへの激しい支持を表明した。」

と言うCNNの記事を紹介している。

RTの記事は、更に興味深い事実を以下のように伝えている。

  • ルースは2022年にキエフに数ヶ月滞在し、ウクライナで戦う元アフガン兵をリクルートする努力についてニューヨーク・タイムズ紙に語った。

  • 彼はまた、『ニューズウィーク』誌の取材に応じ、ウクライナ国際軍団防衛隊に志願者を募る試みについても語った。

同記事では、共和党のマージョリー・テイラー・グリーン下院議員が、「容疑者の身元が確認されれば、彼が “アメリカから資金提供を受けているウクライナ戦争に執着している “ことは明らかだと述べた。」と報じている。

最後に、NSAの内部告発者であるエドワード・スノーデンのXの興味深い投稿をRTの記事は引用して以下のように紹介している。

  • NSAの内部告発者エドワード・スノーデン氏は、銃撃未遂犯がウクライナとつながりがあり、キエフを声高に支持しているとの疑惑を指摘し、米情報機関が銃撃未遂犯と「接触」したかどうかを疑問視した。

  • 「今のところほとんど何もわかっていないが、トランプ氏銃撃犯とされる人物がウクライナでの軍事活動に個人的にも公的にも参加していたことを考えると、ホワイトハウスの機関が一切の接触がない、つまり“クリーンな手”を主張できるとは考えにくい。ここはオズワルドのような雰囲気だ。議会は答えを得るべきだ」

トランプ前大統領の暗殺未遂事件の真相は、ペンシルバニア州のそれ同様、どこまで明らかになるか分からない。

トランプ大統領の暗殺者は、まるで、どこからでも攻撃できるMatrix Resurrectionのハンドラーのようなもので、swarm modeに切り替わった瞬間に暗殺を始めるようなやっかいな存在のようだ。

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